特集 内科疾患の診断基準・病型分類・重症度
第9章 血液
特発性血小板減少性紫斑病
城 友泰
1
,
新井 康之
1
1京都大学医学部附属病院検査部・細胞療法センター/血液内科
pp.924-926
発行日 2021年4月1日
Published Date 2021/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika127_924
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特発性血小板減少性紫斑病(idiopathic thrombocytopenic purpura:ITP)は薬剤などの原因や基礎疾患が明らかでないにもかかわらず,免疫学的機序により血小板の破壊が亢進し,血小板減少を呈する後天性疾患である.成因が免疫学的機序であることや,必ずしも紫斑を伴わないことから,欧米ではprimary immune thrombocytopenia(ITP)の名称が普及している.
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