特集 内科疾患の診断基準・病型分類・重症度
第3章 腎臓
慢性腎臓病
井熊 大輔
1
,
星野 純一
1
1虎の門病院腎センター内科
pp.612-614
発行日 2021年4月1日
Published Date 2021/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika127_612
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診断基準
慢性腎臓病(chronic kidney disease:CKD)は原因を問わず腎障害や腎機能の低下が持続する疾患である.CKDが進行すると末期腎不全となり透析や腎移植などの腎代替療法が必要になる.また,死亡および心血管障害による死亡のリスクも上昇する.このため健康診断やかかりつけ医の診察によってCKDを早期に診断し,腎臓内科専門医との連携によって末期腎不全への進行を防ぐことが重要である.
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