疾患と検査値の推移
慢性腎臓病
小川 真
1
1千葉大学大学院医学研究院消化器・腎臓内科学
pp.136-144
発行日 2014年2月1日
Published Date 2014/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543104171
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■ 慢性腎臓病(CKD)は,糸球体濾過量<60mL/分/1.73m2と,腎障害の存在(蛋白尿あるいは解剖学的/病理学的異常)で定義される.
■ CKDの重症度は原因(C),腎機能(G),アルブミン尿/蛋白尿(A)を組み合わせたCAGで評価され,G1~5に大別される.
■ 早期発見にはシスタチンCが重要であるが,腎機能の進展/腎性貧血によって通常の血液検査はさまざまな影響を受けるので,慎重に評価する必要がある.
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