Japanese
English
特集 糖尿病のリハビリテーション医療—合併症対策と最新治療—
3 糖尿病の運動療法—有酸素運動かレジスタンス運動か
Exercise Therapy for Diabetic Patients
細井 雅之
1
,
薬師寺 洋介
1
,
元山 宏華
1
Masayuki Hosoi
1
,
Yousuke Yakushiji
1
,
Kouka Motoyama
1
1大阪市立総合医療センター糖尿病内分泌センター糖尿病内科
キーワード:
Exercise is Medicine
,
EIM
,
インターバルトレーニング
,
スロートレーニング
,
有酸素運動
,
レジスタンス運動
Keyword:
Exercise is Medicine
,
EIM
,
インターバルトレーニング
,
スロートレーニング
,
有酸素運動
,
レジスタンス運動
pp.1202-1208
発行日 2022年12月18日
Published Date 2022/12/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 糖尿病の運動療法としては,まず,「身体不活動」を減らすこと,「立ち上がる」といった身体活動量を増やすことから始めることが基本である.次に,バランス運動,ストレッチング,柔軟体操から始めることも勧められる.特に,高齢者や日常の身体活動量に少ないものに勧められる.家事,庭いじりから,ヨガ,太極拳,ダンス,そして歩行,水泳,インターバルトレーニングといった有酸素運動が勧められる.同時にレジスタンス運動も軽負荷のものから勧められる.スロージョギング,スロースクワットといったものから,マシーンを使うような高負荷のものもある.できれば,有酸素運動とレジスタンス運動は併用するほうが望ましい.ただし,併発症を有する患者はメディカルチェックを受けておくことが必要である.使用薬剤も確認しておくとよい.
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