特集 内分泌Up To Date
膵内分泌
神経内分泌腫瘍
鈴木 佐和子
1,2
,
横手 幸太郎
1,2
1千葉大学医学部附属病院糖尿病・代謝・内分泌内科
2千葉大学大学院医学研究院内分泌代謝・血液・老年内科学
キーワード:
WHO 2017分類
,
ソマトスタチン受容体シンチグラフィ
,
多発性内分泌腫瘍症1型
,
分子標的治療薬
,
streptozocin
Keyword:
WHO 2017分類
,
ソマトスタチン受容体シンチグラフィ
,
多発性内分泌腫瘍症1型
,
分子標的治療薬
,
streptozocin
pp.2505-2508
発行日 2019年12月1日
Published Date 2019/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika124_2505
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Summary
▪膵内分泌腫瘍は,WHO 2017分類で低分化型NECがNET G3とNEC G3に新たに区分された.
▪超音波内視鏡下穿刺吸引法が普及し,ソマトスタチン受容体シンチグラフィが日本でも保険適用となったことで診断率が向上した.
▪遺伝性・多発性・難治性膵・消化管内分泌腫瘍,若年性インスリノーマ,ガストリノーマ全例で,MEN1を疑う.
▪治療の原則は外科切除であるが,新たな治療としてeverolimusとsunitinibの分子標的治療薬2剤や抗がん薬streptozocinが保険適用となり,ソマトスタチン受容体を介する放射線内用療法が治験段階である.
© Nankodo Co., Ltd., 2019