特集 この薬,一生続けるんですか?
循環器系薬剤
チエノピリジン系薬剤(clopidogrel, prasugrel)
夏秋 政浩
1
1佐賀大学医学部循環器内科
キーワード:
抗血小板薬2剤併用療法(DAPT)
,
チエノピリジン
Keyword:
抗血小板薬2剤併用療法(DAPT)
,
チエノピリジン
pp.345-348
発行日 2019年3月1日
Published Date 2019/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika123_345
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Summary
▪経皮的冠動脈インターベンション(PCI)施行後の抗血小板薬2剤併用療法(DAPT)は,安定冠動脈疾患患者では半年から1年間,急性冠症候群患者では1年間の継続が推奨されている.
▪PCI施行後のDAPT期間においては,チエノピリジン系薬剤の継続使用が必要である.
▪出血リスクが高い症例においては,3ヵ月の短期DAPTが推奨されており,早期のチエノピリジン系薬剤中止も検討される.
▪PCI後,抗血小板薬は最低1剤の継続が必須であり,チエノピリジン系薬剤が単剤投与されている患者では永続投与が必要である.
© Nankodo Co., Ltd., 2019