特集 もっとうまくいく! 病診連携の「伝え方」―わかりやすく伝えるための診療情報提供書作成のコツ
第Ⅰ章 困った事例と,書き方のコツ
B.対応に苦慮する事例
5.すでに「悪性疾患あり」と説明されている
森永 康平
1
,
志水 太郎
1
1獨協医科大学病院総合診療科
pp.449-451
発行日 2018年9月1日
Published Date 2018/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika122_449
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冒頭のようなケースはかなり多い.さまざまな反応をされる患者さんがいる.なかにはがんが確定したものとして不安や悲しみを隠せずに受診される方も多い.腫瘍マーカーにもさまざまあるが,感度特異度は低く,早期発見が目的となる人間ドック・がん検診に用いられるものに有用なものはほぼないといってよいが,まだ検査の整備などが十分に間に合っておらず,次々と内科初診外来などに紹介されるのが現状である.
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