連載 間の間・13
Zoomにおける間の間—無地の味をねらってできた無地はすでに一種の模様(濱田庄司『無盡蔵』)
伊藤 亜紗
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1東京工業大学IIR未来の人類研究センター
pp.299
発行日 2020年7月15日
Published Date 2020/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689200761
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濱田庄司は、益子に窯を構えた明治生まれの陶芸家である。河井寛次郎と釉薬の研究を行ったほか、柳宗悦やバーナード・リーチとも親しく民芸運動に参加した。
したがって上記の一文は、陶器などの民芸品を念頭に置いたものである。それにしても過激だ。無地をねらった無地は模様である、なんて。
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