特集 もっとうまくいく! 病診連携の「伝え方」―わかりやすく伝えるための診療情報提供書作成のコツ
第Ⅰ章 困った事例と,書き方のコツ
A.記載がなくて困った事例
8.臨床経過がわからない!
八田 告
1,2
1八田内科医院
2近江八幡市立総合医療センター腎臓センター
pp.401-405
発行日 2018年9月1日
Published Date 2018/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika122_401
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腎臓内科への紹介の大半は,検尿異常か腎機能異常である.電解質異常も少数ながら紹介されるが,圧倒的に前者が多い.2006年ごろから本邦で慢性腎臓病(chronic kidney disease:CKD)の概念が啓発され,健康診断でもCr軽度高値,eGFR低下例はCKDとして腎臓内科に紹介されることが多くなった.参考までに日本腎臓学会が推奨する専門医への最新の紹介基準を図1に示す.
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