特集 保健婦の臨床研修
臨床研修 経過と現状
岡田 美代
1
1香川県厚生部保険課
pp.26-29
発行日 1967年7月10日
Published Date 1967/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662203971
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香川県において保健婦の資質向上をはかるため臨床研修が計画され実施してまいりましたが,この動機などについては前谷看護係長より詳細に述べられているところでありますから,私は担当しますところの,国保保健婦の実習について経過など概略申し述べたいと存じます。
国保保健婦は被保健者はもちろん一般地区住民の健康生活のよきコンサルタントとして,その地域住民のなかに溶込んだ保健指導,看護活動が望まれるもので,特にその立場から医療保険と公衆衛生のむすびつきをはかり地区住民のニードにそった地域保健活動の充実が計られなければなりません。そこで昭和38年10月「最近の医学の実態を知り看護の知識と技術を修得せしめ,かつ医療機関との連けいを深めて,地域の保健活動に寄与せしめる」という目的のもとに国保直営病院を中心とした官公立の総合病院を実習病院として臨床研修を計画,県主催,国民健康保険団体連合会共催で第1回実習を実施,以来現在まで4回開催したわけですが,その実施状況は次のとおりであります。
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