特集 抗菌薬選択の実際―AMR(薬剤耐性)対策は日々の診療から
起因菌と有効な抗菌薬をあわせて理解する
《グラム陰性菌》
Clostridium difficile,Bacteroides fragilis
-遭遇頻度が高い嫌気性菌
田頭 保彰
1
,
本田 仁
1
Yasuaki TAGASHIRA
1
,
Hitoshi HONDA
1
1東京都立多摩総合医療センター感染症科・感染対策室
キーワード:
Clostridium(Clostridioides)difficile infection
,
医療関連感染症
,
Bacteroides fragilis
,
複数菌感染症
Keyword:
Clostridium(Clostridioides)difficile infection
,
医療関連感染症
,
Bacteroides fragilis
,
複数菌感染症
pp.125-130
発行日 2018年7月1日
Published Date 2018/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika122_125
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Summary
▪Clostridium difficile infection(CDI)は,医療関連感染症として重症な感染症である.
▪CDIの症状は非常に多彩で,入院中の患者の下痢であれば検査を適切に行う.
▪CDIは再発が問題の感染症である.
▪Bacteroidesをはじめとする嫌気性菌は培養の感度が低く,臨床的に想定される感染症を知っておくことが重要である.
© Nankodo Co., Ltd., 2018