特集 すぐそこにある心血管エマージェンシー
急性心血管疾患:知識が救命につながる
急性虚血性脳卒中に対する早期診断と初療
坪井 謙
1
Ken TSUBOI
1
1さいたま市民医療センター内科
キーワード:
急性虚血性脳卒中
,
rt-PA静注療法
,
血管内治療
Keyword:
急性虚血性脳卒中
,
rt-PA静注療法
,
血管内治療
pp.1319-1325
発行日 2017年12月1日
Published Date 2017/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika120_1319
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Summary
▪急性虚血性脳卒中は発症から治療までの時間が予後に影響する.
▪急性虚血性脳卒中に対してrt-PA静注療法の適応を早期に診断するためには,病院前からの活動に加え,迅速で適切な初療が行われることが大事である.
▪rt-PA静注療法に血管内治療を早期に追加することにより転帰が改善されることから,救急搬送前から治療まで,できるだけ時間短縮をする努力が必要である.
© Nankodo Co., Ltd., 2017