まい・てくにっく
Impella鎖骨下動脈挿入時におけるコツ
嶋田 正吾
1
,
戸田 宏一
2
1東京大学心臓外科
2大阪大学心臓血管外科
pp.650-651
発行日 2020年9月1日
Published Date 2020/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_kyobu73_650
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鎖骨下アプローチでは補助流量,耐久性の観点からImpella 5.0の挿入が理想的である.腋窩動脈径が5.5 mm以上(製造元の推奨は7 mm以上)であれば,Impella 5.0が挿入可能である場合が多い.一方それ以下の場合や腋窩~鎖骨下動脈にかけての動脈硬化や蛇行の強い症例では,Impella CPを選択したほうが安全である.術前にthin sliceの造影CTがあれば評価しやすいが,ない場合も体表エコー像上で血管径を計測しておくと参考になる.
© Nankodo Co., Ltd., 2020