書評
心臓デバイス植込み手技(改訂第2版)
末田 泰二郎
1
1広島大学心臓血管外科
pp.1108
発行日 2018年12月1日
Published Date 2018/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_kyobu71_1108
- 販売していません
- 文献概要
心臓デバイスの進歩は著しい.かつては右室刺激のペースメーカだけであった徐脈治療デバイスは,両心房,心室ペーシング,運動応答機能などを付加した生理的ペーシングが可能なデバイスになった.植込み型除細動器も小型化され,バックアップペーシング機能,両心室ペーシング機能が付加され,心室頻拍,心室細動を治療するのみならず,低心機能例では左室ペーシング補助による両心室ペーシングが可能となった.デバイス本体は年々小型化され,植込み術が容易になった.しかし,不適切なデバイス植込み手技によるデバイス感染は増加する一方である.
© Nankodo Co., Ltd., 2018