特集 グリーフケア ~家族と医療者をつなぐケアを目指す!~
デスケースカンファレンスを通して遺族と医療者をつなぐケアに活かす
総説
デスケースカンファレンスの目的・意義・ファシリテーターの役割
~グリーフケアの連続性という視点から~
關本 翌子
1
Asuko SEKIMOTO
1
1国際医療福祉大学成田病院看護部/がん性疼痛看護認定看護師
pp.496-500
発行日 2026年9月1日
Published Date 2026/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_kango31_496
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はじめに
看護師は日常的に患者の臨終や看取りの場面に立ち会い,回復への支援のみならず,安らかな死を迎えるためのケアを担っている.ケアを必要とする人に寄り添う過程では,共感的理解が求められ,そのかかわりは患者の死後も心理的影響として残る.
デスケースカンファレンスは,亡くなった患者と家族へのケアを振り返る取り組みであり,看護師自身の悲嘆(グリーフ)への支援にもつながるとされる.また,その振り返りを今後のケアに活かすことは,間接的に遺族へのグリーフケアの質向上にも寄与すると考えられる.
本稿では,デスケースカンファレンスの意義と課題を整理し,とくにファシリテーターの役割に焦点を当てるとともに,グリーフケアが生前からのかかわりの連続であることについて事例を通して考察する.

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