特集 グリーフケア ~家族と医療者をつなぐケアを目指す!~
デスケースカンファレンスを通して遺族と医療者をつなぐケアに活かす
事例① 緩和ケア病棟におけるデスケースカンファレンス
~治療再開希望から看取りを迎えた患者支援~
小原 和美
1
,
水野 友子
1
,
海野 知美
1
Kazumi OHARA
1
,
Tomoko MIZUNO
1
,
Tomomi UNNO
1
1鈴鹿医療科学大学附属桜の森病院
pp.501-505
発行日 2026年9月1日
Published Date 2026/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_kango31_501
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はじめに
がん治療の進歩により,病状が進行しても治療継続を望む患者は多い.一方,がん治療が困難となる過程では,患者,家族,医療者それぞれに,不安や葛藤,無力感などの多様な感情が生じるとともに,その体験を通してその人なりの意味づけや信念を見出していく.
本事例は,治療再開を希望していた患者が看取り期へ移行した経過を通して,その深淵に生じたグリーフに焦点を当て,ケアの意味とデスケースカンファレンスの意義を考えてみたい.

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