特集 通号200号記念特集! 2026年の現在地と未来図 ~“進化”し“深化”するがん看護~
第2章:治療と看護の最前線 ~技術革新とケアの変化~
手術療法
~個別化医療の時代における周術期ケアとは~
松原 康美
1
Yasumi MATSUBARA
1
1北里大学健康科学部看護学科/がん看護専門看護師,皮膚・排泄ケア認定看護師
pp.141-143
発行日 2026年3月1日
Published Date 2026/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_kango31_141
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はじめに:このテーマの“現在地”とは
近年,全ゲノム解析やバイオマーカーの活用,生活背景をふまえた個別化医療が注目されている.個別化医療とは,患者一人ひとりの体質や病態に合った有効かつ副作用の少ない治療法(オーダーメード医療)や予防法(個別化予防)をいう1).すべての患者に同一の治療を行うのではなく,遺伝的特性,併存疾患,生活習慣,価値観などを総合的に考慮し,最適な医療を選択することが目的である.
周術期ケアにおいても,従来の画一的な対応から,個別性を重視した看護実践への転換が求められている.本稿では,これまでの周術期ケアの取り組みをふまえつつ,今後,個別性に応じた回復支援をいかに高度化させていくかについて概説する.

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