特集 通号200号記念特集!2026年の現在地と未来図~“進化”し“深化”するがん看護~
特集にあたって
角甲 純
1
,
青山 真帆
2
Jun KAKO
1
,
Maho AOYAMA
2
1三重大学大学院医学系研究科看護学専攻
2山形県立保健医療大学看護学科老年看護学
pp.124-125
発行日 2026年3月1日
Published Date 2026/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_kango31_124
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がん看護の専門誌『がん看護』は,今号で記念すべき200号を迎えます.この節目を機に,がん看護のこれまでの歩みを振り返ると同時に,これからの未来を見据えた特集を企画しました.医療技術の進歩,社会の変化,患者さんをとりまく環境の多様化──がん看護は常にその時代の要請に応えながら,ケアのあり方を進化させてきました.しかしその歩みは,単なる制度整備や技術革新にとどまるものではありません.目の前の患者さんとご家族に寄り添い,声にならない思いに耳を澄ませながら,感性と知恵を重ねてきた実践の歴史でもあります.
本特集では,制度・政策,治療技術,ケア場面,教育と人材育成といった多角的な視点から,がん看護の「現在地」をとらえます.そして,現場における矛盾や限界,理念と現実との狭間にも目を向けながら,がん看護がこれから描いていくべき「未来地図」を探ることを目指しました.この特別号には,がん看護領域を牽引してこられた第一人者の方々にご執筆をお願いしています.それぞれの豊かな知見と経験を基に,科学的知識(サイエンス)と全人的なケア(アート)の両輪でがん看護を支えてきた歩みをふまえ,未来に向けた新たなビジョンを描き出していただきます.
過去から現在,そして未来へ.変わり続ける医療のなかで,変わらず大切にしてきた看護の力を,次世代へとしなやかに,力強くつないでいくために──.本特集が,その新たな一歩を後押しする場となることを,心から願っています.

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