特集 がん薬物療法の看護技術
第Ⅳ章 治療経過に伴う患者の“そのとき”に寄り添う
告知後×今後の過ごし方・ACP
山本 瀬奈
1
1大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻
pp.498-500
発行日 2023年6月15日
Published Date 2023/6/15
DOI https://doi.org/10.15106/j_kango28_498
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はじめに
がん薬物療法は進行再発がん患者の生命と生活を支える治療法であり,患者は終末期が近づくまでレジメン変更を繰り返しながら治療を継続していく.そのため,がん薬物療法に携わる看護師は,アドバンスケアプランニング(ACP)の実践において非常に重要な役割を担っている.
本稿では,がん治療中の患者に対する,今後の過ごし方や将来の医療ケアの意思決定を意識したかかわりについて考えていきたい.
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