連載 在宅ケア もっとやさしく、もっと自由に!・138
過ごしたい場所で過ごしたい人と
秋山 正子
1,2,3
1株式会社ケアーズ 白十字訪問看護ステーション・白十字ヘルパーステーション
2暮らしの保健室
3マギーズ東京
pp.200-201
発行日 2021年3月15日
Published Date 2021/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201644
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地方局のドキュメンタリー番組『家族の役割——最期の過ごし方』(制作:山梨放送)を見ました。高齢の父親にがんが見つかり、その旅立ちの日までを伴走する息子さんが物語の軸となったドキュメンタリーです。ダイジェスト版は全国放送もされたので、ご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。
息子さんは、山梨県東部の地域医療を担う医師です。最期の時間をどこでどんなふうに過ごしていきたいのかを父親本人と一緒によく考え、これまで通り、自宅で暮らしていくことを選んだ父親を支えると決めました。さらには、同じ地域で施設入所していた要介護5の母親も自宅に連れて帰り、2人が一緒に過ごせるようにしようと思い立ち、実行に移します。
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