リレーエッセイ “がん看護CNS”奮闘中! ~活動の場の開拓について考える~ 【6・最終回】
第6回 地域での活動の場を開拓する
家庭との両立に重きを置きながら実践を極める
熊谷 靖代
1
Yasuyo KUMAGAI
1
1野村訪問看護ステーション/がん看護専門看護師
pp.794-795
発行日 2022年11月1日
Published Date 2022/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_kango27_794
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自己紹介
CNSになろうと思った動機
最初にCNSの存在を知ったのは,米国のメイヨー・クリニック(Mayo Clinic)に研修で訪問し,その活動のシャドーイングを行った時です.その頃,日本にはまだ専門看護師制度がなかったため,Clinical Nurse Specialistのほうが,血液内科病棟で患者の複雑な状況をアセスメントし多職種と交渉し問題解決していく姿が非常に印象的でした.その後1995年より日本で専門看護師制度が開始となり,私も米国で見たような役割を果たしてみたいと考え資格取得に向けて準備を開始しました.最初に,認定に必要な単位不足について大学の恩師に相談し,夏休みなど利用し認定に向け準備をしていましたが,その頃第1子を妊娠したためいったん保留.その後,子どもがある程度大きくなり,改めて資格取得を目指し書類を準備し2007年に認定されました.
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