連載 時間を忘れて・5
置き薬
天方 晴子
pp.353
発行日 2007年5月15日
Published Date 2007/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100864
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昭和と同い年生まれのみえ子さんの記憶では、お腹が痛い時は干したセンブリの葉のほうを茶碗に入れ、枝を持ち熱湯を注ぎ千回振る(だからセンブリ?)。
少し黄色くなった湯を一息にぐぁーっと飲むと、苦い!が不思議に痛みは遠のいた。
そんな自然の薬がほとんどだった時代、急に困った時は「富山のくすり」箱が役に立った。
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