特集 いま必要ながん看護 ~がん対策推進基本計画の実現を目指して~ 【患者・家族支援】
患者家族支援センターの取組み ~初診から在宅までの切れ目のない支援を~
本山 清美
1
,
山田 好美
2
,
入江 純子
3
,
増田 久美
4
,
遠藤 久美
5
,
生山 笑
6
Kiyomi MOTOYAMA
1
,
Yoshimi YAMADA
2
,
Junko IRIE
3
,
Kumi MASUDA
4
,
Kumi ENDO
5
,
Emi IKUYAMA
6
1静岡県立静岡がんセンター患者家族支援センター外来患者支援室 室長兼看護師長/がん看護専門看護師
2静岡県立静岡がんセンター患者家族支援センター初診・入院支援室 室長兼看護師長
3静岡県立静岡がんセンター患者家族支援センター在宅転院支援室 室長
4静岡県立静岡がんセンター患者家族支援センター在宅転院支援室 副看護師長
5静岡県立静岡がんセンター看護部副看護部長/がん看護専門看護師
6静岡県立静岡がんセンター5東病院(元患者家族支援センター外来患者支援室)副看護師長補佐/がん看護専門看護師
pp.666-670
発行日 2019年9月1日
Published Date 2019/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_kango24_666
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いま求められているもの
2002年の開設以来,静岡がんセンターでは,高度先端がん医療の実践とともに,患者・家族支援を重要なテーマとして活動してきた.開設当初は,がんよろず相談が全面的に患者・家族支援の役割を担ってきたが,約10年間の診療・支援の経験に基づき,包括的患者家族支援体制1)の確立に努めてきた.患者家族支援センターは,2015年から,がん患者の悩みや負担の支援窓口として,よろず相談とともに患者家族支援の中核を担っている.
本稿では,患者家族支援センターの,初診から在宅療養までの支援の実際と高齢がん患者の支援体制について述べる.
© Nankodo Co., Ltd., 2019