第Ⅱ章 10の病院に学ぶ苦痛スクリーニングの取り組み
神戸大学医学部附属病院における苦痛スクリーニングの取り組み
藤原 由佳
1
1神戸大学医学部附属病院看護部/がん看護専門看護師
pp.465-469
発行日 2019年6月15日
Published Date 2019/6/15
DOI https://doi.org/10.15106/j_kango24_465
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施設の特徴
当院は,2009年,地域がん診療連携拠点病院の認定を受け,神戸圏域および周辺地域のがん診療の拠点としての役割を担っている.病院の概要は下記に示すとおりである.また,特定機能病院の役割を担っており,入院・外来においてがん患者だけでなくさまざまな疾患の患者の診療に携わっている.
病院の概要
・医療機関の承認・指定状況:特定機能病院,地域がん診療連携拠点病院,エイズ治療拠点病院,日本臍帯血バンク移植病院,小児慢性特定,疾病指定医療機関,総合周産期母子医療センター
・病床数:934床(一般病床888床,精神病床46床)
・特殊診療設備:特定集中治療室32床,無菌治療室5床,放射線治療病室2床,NICU12床,GCU20床,MFICU6床
・診療科:38診療科
・患者数:入院患者延数 30万7,378人/年,年間総退院患者数 1万8,649人/年,年間がん患者退院数 6,011人/年,がん患者割合 32.2%,外来患者延数 51万7,806人/年,一日平均外来患者数 2,122人/日
・平均在院日数:16.2日
・病床稼動率:90.2%
・入院基本料:一般病床 7:1入院基本料,精神病床 13:1入院基本料
・看護職員数:986名(2018年12月1日現在)
・専門看護師 4分野7名,認定看護師 16分野28名,特定行為研修修了者 1名,認定看護管理者 1名
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