Japanese
English
症例
きわめてまれな形態を呈したMeckel憩室の結節形成による絞扼性腸閉塞の1例
A case of strangulated intestinal obstruction caused by a knot tied in Meckel’s diverticulum
岡屋 智久
1
,
唐木 洋一
1
,
新井 周華
1
,
福田 啓之
1
,
中村 祐介
1
,
石田 康生
1
T. Okaya
1
,
H. Karaki
1
,
S. Arai
1
,
H. Fukuda
1
,
Y. Nakamura
1
,
Y. Ishida
1
1千葉県済生会習志野病院
キーワード：
Meckel憩室
,
結節形成
,
絞扼性腸閉塞
Keyword:
Meckel憩室
,
結節形成
,
絞扼性腸閉塞
pp.1111-1116
発行日 2025年9月1日
Published Date 2025/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka87_1111
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Meckel憩室の発生率は欧米からの報告では全人口の0.3～2.9％であるが，腸閉塞，出血，穿孔などの合併症による有症例はそのうち4～9％とされている1）．合併症発症は加齢とともに減少するが，小児，成人とも腸閉塞が最多である1）．今回われわれは，きわめてまれな形態を呈し術前診断に苦慮したMeckel憩室の結節形成による絞扼性腸閉塞の1例を経験したので報告する．
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