Japanese
English
症例
ロボット支援下手術を施行したEpstein-Barrウイルス関連リンパ球浸潤性胃癌の2例
Two cases of robot-assisted surgery for Epstein-Barr virus-associated lymphoepithelioma-like gastric carcinoma
吉田 光一
1
,
松下 英信
1
,
長谷川 雄基
1
,
武田 重臣
1
,
大河内 治
1
,
川瀨 義久
1
K. Yoshida
1
,
H. Matsushita
1
,
Y. Hasegawa
1
,
S. Takeda
1
,
O. Okochi
1
,
Y. Kawase
1
1公立陶生病院外科
キーワード:
ロボット支援下手術
,
EBウイルス
,
リンパ球浸潤性胃癌
Keyword:
ロボット支援下手術
,
EBウイルス
,
リンパ球浸潤性胃癌
pp.283-288
発行日 2024年3月1日
Published Date 2024/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka86_283
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リンパ球浸潤を伴う胃の髄様癌としてリンパ球浸潤性胃癌(gastric carcinoma with lymphoid stroma:GCLS)がある.比較的まれな疾患で,全胃癌患者の1~5%程度が同疾患であるとされている.近年,同疾患とEpstein-Barrウイルス(EBV)に関連があることが発見された.EBVに対しての治療は癌の治療と直接的な関係はないとされており,具体的な発癌の機序は不明である.予後は比較的良好であるとされているが,同時性・異時性に多発するとの報告もある.
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