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Epstein-Barrウイルスのin situ hybridization法による検索
大石 勉
1
,
荒井 孝
2
1埼玉県立小児医療センター臨床検査部
2埼玉県立小児医療センター放射線部
キーワード:
in situ hybridization
,
EBウイルス
,
EBERs
Keyword:
in situ hybridization
,
EBウイルス
,
EBERs
pp.341-343
発行日 1996年3月15日
Published Date 1996/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542902863
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in situ hybridization法では標識プローブをDNA鎖あるいはRNA鎖とハイブリダイズさせることにより,EBウイルスゲノムそれ自身(insitu DNA-DNA hybridization)やその転写産物であるメッセンジャーRNA(in situ DNA-RNAまたはRNA-RNA hybridization)の組織内での局在を明らかにすることができる.すなわち感染細胞を同定することができる.
EBウイルス感染細胞で潜在EBウイルス関連遺伝子産物であるEB nuclear antigens (EBNA1~6)とlatent membrane proteins(LMP1,2Aと2B)の発現を検索することにより,EBウイルス関連疾患がバーキットリンパ腫型(Ⅰ),上咽頭癌型(Ⅱ),lymphoblastoid cell line (LCL)型(Ⅲ)の3群に分類されることが知られている1~2).
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