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特集 外科臨床研究・臨床試験―どう計画し,どう取り組むか
II. 各論
1.乳癌臨床研究のデザインと展望
Design and prospects for breast cancer clinical research
枝園 忠彦
1
T. Shien
1
1岡山大学乳腺・内分泌外科
キーワード:
乳癌
,
手術
,
縮小手術
,
局所療法
Keyword:
乳癌
,
手術
,
縮小手術
,
局所療法
pp.1203-1212
発行日 2024年10月1日
Published Date 2024/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka86_1203
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外科系乳癌臨床研究は主に,早期乳癌に対する整容性を重視した縮小手術をコンセプトとした新しい手技,そして転移乳癌を対象とした薬物療法に手術を含めた局所療法の上乗せのそれぞれを検討するものが現在の主流である.それぞれ,臨床的疑問・仮説から対象や試験デザインを規定していく.乳癌は他癌と比較して予後が良好で,術後の整容性が重要なエンドポイントとなることが多い.それらを考慮しながらうまく研究者の証明したい仮説を検討できる試験を作成する必要がある.
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