特集 美しく老いるために―高齢化に備える皮膚科診療
第Ⅱ章 高齢者診療で遭遇する皮膚疾患
1 褥瘡
-❷褥瘡の保存的治療
安部 正敏
1
Masatoshi ABE
1
1医療法人社団廣仁会札幌皮膚科クリニック,褥瘡・創傷治癒研究所
キーワード:
褥瘡
,
局所療法
,
外用薬
,
ドレッシング材
,
陰圧閉鎖療法
Keyword:
褥瘡
,
局所療法
,
外用薬
,
ドレッシング材
,
陰圧閉鎖療法
pp.879-884
発行日 2018年5月31日
Published Date 2018/5/31
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000000773
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褥瘡の保存的療法について,外用薬とドレッシング材の使用法を中心に記載した。まず,両者の使い分けの前提として,wound bed preparationには外用薬,moist wound healingにはドレッシング材を基本とすることが原則である。そのうえで,創面の特徴に応じ薬剤もしくは製品を使い分ける。具体的な使用方法は日本褥瘡学会や日本皮膚科学会によるガイドラインが参考になる。本稿では,それらに沿って目的に応じた選択法を記載した。また,近年外来診療でも選択が可能となった陰圧閉鎖療法や衛生材料についても言及した。
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