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特集 外科臨床研究・臨床試験―どう計画し,どう取り組むか
II. 各論
2.食道癌外科臨床研究のデザインと展望
Design and prospects for clinical research in esophageal cancer surgery
坊岡 英祐
1
,
竹内 裕也
1
E. Booka
1
,
H. Takeuchi
1
1浜松医科大学外科Ⅱ
キーワード:
食道癌
,
胸腔鏡下食道切除術
,
JCOG1409
Keyword:
食道癌
,
胸腔鏡下食道切除術
,
JCOG1409
pp.1213-1216
発行日 2024年10月1日
Published Date 2024/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka86_1213
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標準治療は質の高いランダム化比較試験で確立されるべきであり,JCOG食道がんグループの臨床研究の結果の積み重ねが現在のわが国における食道癌の標準治療を作り上げてきた.胸腔鏡下食道切除術はエビデンスがないままみなし標準治療として急速な広がりをみせていたが,JCOG1409試験で開胸食道切除術に対する非劣性を証明することができ,胸腔鏡下食道切除術はわが国における標準治療となった.
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