Japanese
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特集 ヘルニアに対する最新の外科治療
II. 鼠径部ヘルニア以外
6.傍ストーマヘルニアの予防の工夫について
How to reduce parastomal hernia in patients with a stoma
野澤 宏彰
1
,
石原 聡一郎
1
H. Nozawa
1
,
S. Ishihara
1
1東京大学腫瘍外科
キーワード:
ストーマ造設術
,
傍ストーマヘルニア
,
予防
Keyword:
ストーマ造設術
,
傍ストーマヘルニア
,
予防
pp.1121-1125
発行日 2024年9月1日
Published Date 2024/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka86_1121
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傍ストーマヘルニアは代表的な晩期のストーマ関連合併症である.その発生に手術手技関連のリスク因子があり,予防策を講じる必要がある.過剰な筋膜切開を避け,一般的には経腹直筋かつ腹膜外経路が傍ストーマヘルニア発生を低減するとされる.ストーマ造設時のメッシュ挿入については臨床試験が行われているが,長期的には傍ストーマヘルニアの予防効果がないとするメタ解析の報告があり,ガイドラインでも記述が定まっていない.
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