Japanese
English
特集 消化管ストーマ合併症の低減のコツと対応
III. 各論:主な消化管ストーマ合併症の原因,低減のコツおよび発生時の初期からの外科的対応(適応)
3.傍ストーマヘルニアの原因・予防・初期治療
Etiology, prevention, and initial treatment of parastomal hernia
諏訪 勝仁
1
,
衛藤 謙
2
K. Suwa
1
,
K. Eto
2
1東京慈恵会医科大学西部医療センター外科
2東京慈恵会医科大学外科
キーワード:
傍ストーマヘルニア
,
腹壁瘢痕ヘルニア
,
ストーマ合併症
Keyword:
傍ストーマヘルニア
,
腹壁瘢痕ヘルニア
,
ストーマ合併症
pp.198-203
発行日 2026年3月1日
Published Date 2026/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka88_198
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
傍ストーマヘルニアはストーマ造設後のもっとも多い合併症で,発生数は年々増加し,肥満や高齢などが主な危険因子と考えられている.予防法として腹膜外経路ストーマ造設および造設時メッシュ留置が有用視されているが,前者は現時点でエビデンスレベルは高くなく,後者はエビデンスはあるものの普及しているとはいいがたい.診断には身体所見とCTが有用であり,分類は欧州ヘルニア学会分類が術式選択に有用である.無症候性ヘルニア(25%)は経過観察されることが多いが,疼痛や装具貼付困難例は相対的手術の適応,嵌頓や絞扼は絶対適応である.

© Nankodo Co., Ltd., 2026

