Japanese
English
特集 腹壁瘢痕ヘルニアの予防と治療
8.傍ストーマヘルニアの成因と発症予防
Cause and prevention of the parastomal hernia
西口 幸雄
1
,
西居 孝文
1
,
日月 亜紀子
1
,
井上 透
1
Y. Nishiguchi
1
,
T. Nishii
1
,
A. Tachimori
1
,
T. Inoue
1
1大阪市立総合医療センター消化器外科
キーワード:
傍ストーマヘルニア
,
ストーマ傍ヘルニア
,
成因
,
予防
Keyword:
傍ストーマヘルニア
,
ストーマ傍ヘルニア
,
成因
,
予防
pp.237-242
発行日 2018年3月1日
Published Date 2018/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka80_237
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傍ストーマヘルニアは,ストーマの合併症の中でも比較的発生頻度が高い.その原因は,ストーマサイトマーキングの欠如,経腹直筋経路ではない,筋膜切開が大きい,ストーマ周囲の感染,肥満・腹水・便秘などによる腹圧の上昇,低栄養や咳嗽などがその成因である.発症予防にはその成因を一つひとつ除去することである.何より重要なことは,ストーマ造設時に,術後傍ストーマヘルニアを起こさないようにていねいなストーマ造設手技を行うことである.
© Nankodo Co., Ltd., 2018