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特集 外科手術と感染症
I. 総論
16. 術後感染性合併症に対するインターベンショナルラジオロジー
Interventional radiology for postoperative infectious complication
佐藤 洋造
1
,
松枝 清
1
Y. Sato
1
,
K. Matsueda
1
1がん研究会有明病院超音波診断・IVR部
キーワード:
術後感染性合併症
,
IVR
,
経皮的膿瘍ドレナージ
Keyword:
術後感染性合併症
,
IVR
,
経皮的膿瘍ドレナージ
pp.502-506
発行日 2023年4月25日
Published Date 2023/4/25
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka85_502
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各種外科手術後には一定の頻度で感染性合併症をきたし,膿瘍形成を伴う場合には適切なドレナージが必要となる.経皮的膿瘍ドレナージは基本的なインターベンショナルラジオロジー(IVR)手技であるが,周術期マネジメントに必須の技術である.ドレナージカテーテル挿入の技術自体は以前から大きな進歩がないのが実状であるが,angio-CTシステムやcone-beam CTを併用することで,深部病変なども安全に穿刺可能となり,手技の適応は拡大している.本稿では技術的な内容を中心に解説する.
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