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特集 大腸憩室症の診断と治療
II. 各論
2.大腸憩室出血に対するインターベンショナルラジオロジーの適応と手技
Indications and skills of interventional radiology for bleeding from colonic diverticula
船曵 知弘
1
,
妹尾 聡美
2
T. Funabiki
1
,
S. Senoo
2
1藤田医科大学病院救急科
2済生会横浜市東部病院救命救急センター
キーワード:
造影CT
,
血管外漏出像
,
腸管虚血
Keyword:
造影CT
,
血管外漏出像
,
腸管虚血
pp.226-232
発行日 2022年3月1日
Published Date 2022/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka84_226
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大腸憩室出血は自然止血される可能性があるものの,時に循環状態が悪化して緊急止血を必要とする場合がある.造影CTを行うことで,責任血管を同定して止血のプランを可能にすることができる.内視鏡的止血術が第一選択であるが,インターベンショナルラジオロジー(IVR)では前処置の必要がなく,仰臥位のまま止血術に移行することができる.IVRではさまざまな工夫がなされており,高い止血率となっているため施設の状況などにより積極的に施行されている.
© Nankodo Co., Ltd., 2022