Japanese
English
特集 外科手術と感染症
I. 総論
10. ロボット手術時代の周術期感染対策
Perioperative infection management in robotic surgery era
柳田 剛
1
,
鈴木 卓弥
1
,
牛込 創
1
,
志賀 一慶
1
,
髙橋 広城
1
,
瀧口 修司
1
T. Yanagita
1
,
T. Suzuki
1
,
H. Ushigome
1
,
K. Shiga
1
,
H. Takahashi
1
,
S. Takiguchi
1
1名古屋市立大学消化器外科
キーワード:
ロボット手術
,
体腔内吻合
,
クロストリディオイデス・ディフィシル感染症
,
薬剤耐性
Keyword:
ロボット手術
,
体腔内吻合
,
クロストリディオイデス・ディフィシル感染症
,
薬剤耐性
pp.463-467
発行日 2023年4月25日
Published Date 2023/4/25
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka85_463
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近年,ロボット手術は増加傾向にあり,体腔内吻合は標準術式に含まれる手技となりつつある.そのため,術前処置を含めた周術期感染対策は重要性が増している.また,術前後の化学療法の選択肢も増え,創部感染予防のみでなく,耐性菌を発生させずクロストリディオイデス・ディフィシル感染症への対策も十分に行い,手術後の治療へシームレスにつなぐことも重要となる.適切な手術治療とともに適切な感染対策を提供できる外科医の育成が急務である.
© Nankodo Co., Ltd., 2023