Japanese
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特集 外科手術と感染症
I. 総論
9. 周術期の血糖コントロールと術後感染症
Perioperative management of patients with diabetes to prevent infaction
北澤 公
1
T. Kitazawa
1
1がん研究会有明病院糖尿病・代謝・内分泌内科
キーワード:
糖尿病
,
感染症
,
手術
Keyword:
糖尿病
,
感染症
,
手術
pp.458-462
発行日 2023年4月25日
Published Date 2023/4/25
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka85_458
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糖尿病患者は易感染性であり,血糖コントロールの不良は周術期の感染症リスクを高める.周術期は原則としてインスリンで血糖管理を行い,低血糖を起こさないことを念頭に術前は空腹時血糖値100~140 mg/dl,食後血糖値200 mg/dl以下を目標とし,術後は血糖値140~180 mg/dlを目標とする.周術期を通じて外科と糖尿病内科で密な連携をとることが重要である.
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