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特集 結腸左半切除を極める
各施設の手術手技
ロボット支援結腸左半切除術—剝離層を意識した視野展開の工夫
Robot-assisted laparoscopic left-hemi colectomy
髙橋 広城
1
,
藤井 善章
1
,
渡部 かをり
1
,
柳田 剛
1
,
鈴木 卓弥
1
,
牛込 創
1
,
小川 了
1
,
松尾 洋一
1
,
瀧口 修司
1
Hiroki TAKAHASHI
1
1名古屋市立大学消化器外科
キーワード:
ロボット支援手術
,
結腸左半切除
,
体腔内吻合
Keyword:
ロボット支援手術
,
結腸左半切除
,
体腔内吻合
pp.670-677
発行日 2024年6月20日
Published Date 2024/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407214562
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【ポイント】
◆結腸左半切除に対するポート配置はいまだに定型化されていない.各施設での工夫が報告されており,今後の定型化が望まれる.
◆Complete mesocolic excision(CME)を確実に行うために,リトラクションアームによるトラクションを有効に活用し,癒合筋膜・後腹膜下筋膜をメルクマールとした剝離層を明確にしつつ手術を進める.
◆脾彎曲授動の際には膵前筋膜を温存した層での剝離を心掛け,膵臓を愛護的に扱うことで術後の合併症予防につながる.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2027年6月末まで)。
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