特集 治療継続のためのプロブレムがみえる!みつかる!糖尿病
表層的な「#」から,深堀りプロブレムにアプローチ! #血糖コントロールが悪い
柳瀬 昌樹
1
1愛染橋病院 薬剤科
キーワード:
Insulin
,
過食
,
Glycated Hemoglobin A
,
血糖
,
皮下注射
,
低血糖症
,
糖尿病
,
自己投与
,
無拘束モニタリング
,
服薬指導
,
薬に対する患者の認識
,
血糖管理
Keyword:
Glycated Hemoglobin
,
Self Administration
,
Hypoglycemia
,
Injections, Subcutaneous
,
Insulin
,
Glycemic Control
,
Diabetes Mellitus
,
Bulimia
,
Blood Glucose
,
Monitoring, Ambulatory
,
Patient Medication Knowledge
pp.2907-2911
発行日 2022年11月5日
Published Date 2022/11/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2023028794
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
<Key Points>(1)まず想起したい,よくある本当の原因(=深堀りプロブレム)は?(1)食欲を抑制しきれず,家での暮らしでは,血糖コントロールが良好にならない患者.(2)実は,低血糖と高血糖をくり返しているが,長年行ってきたインスリン療法で血糖コントロール良好と信じている患者.(2)プロブレムを乗り越えて目指すべき理想の患者像(1)指示カロリーを理解し,暴飲・暴食を避けて,良好な血糖コントロールを実現する.(2)自身に合ったインスリンを選択し,低血糖のない良好な血糖コントロールを行う.(3)プロブレムとうまく付き合いつつ最低限達成してほしい及第ライン(1)血糖値が高い状態が連続すると,元に戻すことが難しくなる場合があることを理解し,食べるものや食べ方と血糖値の上がり方の関係を理解する.(2)頻繁に起こす低血糖をまずは回避する.
Copyright© 2022 NANZANDO Co.,Ltd. All Rights Reserved.