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特集 外科手術と感染症
I. 総論
8. 周術期におけるカテーテル関連血流感染対策
Preventive measures for catheter-related bloodstream infection in the perioperative period
野田 洋子
1
,
飯沼 由嗣
1
Y. Noda
1
,
Y. Iinuma
1
1金沢医科大学
キーワード:
カテーテル関連血流感染
,
術後遠隔感染(PRI)
,
サーベイランス
Keyword:
カテーテル関連血流感染
,
術後遠隔感染(PRI)
,
サーベイランス
pp.452-457
発行日 2023年4月25日
Published Date 2023/4/25
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka85_452
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血管内留置カテーテル関連血流感染(CRBSI)は,術後遠隔感染症(post-operative remote infection:PRI)として頻度が比較的低い合併症ではあるが,血流感染という重篤な感染症の原因となる重要な院内感染症である.中心静脈カテーテルのみならず末梢静脈カテーテルの適切な衛生管理も重要であり,挿入時の感染防止対策,挿入中の衛生管理,血流感染症の早期診断,またサーベイランスによる,衛生管理の継続的な改善が望まれる.
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