Japanese
English
症例
腸閉塞をきたした乳癌小腸転移に対して腹腔鏡下手術を行い生活の質の改善を得た1例
A case of small intestinal obstruction due to metastasis of breast cancer improved quality of life by laparoscopic surgery
鈴木 俊裕
1
,
清水 大輔
1
,
亀岡 伸樹
1
,
木村 賢哉
1
,
明石 久美子
1
,
奥田 賢司
1
T. Suzuki
1
,
D. Shimizu
1
,
N. Kameoka
1
,
K. Kimura
1
,
K. Akashi
1
,
K. Okuda
1
1碧南市民病院外科
キーワード:
乳癌
,
小腸転移
,
腹腔鏡下手術
Keyword:
乳癌
,
小腸転移
,
腹腔鏡下手術
pp.297-303
発行日 2023年3月1日
Published Date 2023/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka85_297
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乳癌の遠隔転移は骨・肺・肝・脳が好発部位であり,消化管への転移は8.9%とまれである1).しかし,腸閉塞,消化管穿孔,出血をきたす症例は手術を要する2,3).多臓器転移を有することも多く,予後不良であるため,低侵襲の治療が望まれるが,その報告は少ない.今回,腸閉塞をきたした乳癌小腸転移に対して腹腔鏡下小腸部分切除を行い,生活の質(QOL)の改善を得た症例を経験したので報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2023