Japanese
English
症例
水腎症を合併した十二指腸背側穿通の1例
A case of perforation of the dorsal duodenum with hydronephrosis
加藤 裕樹
1
,
石山 泰寛
1
,
伊藤 慎吾
1
,
結城 啓介
1
,
皆川 結明
1
,
後藤 学
1
Y. Kato
1
,
Y. Ishiyama
1
,
S. Ito
1
,
K. Yuki
1
,
Y. Minagawa
1
,
M. Goto
1
1川崎幸病院外科
キーワード:
十二指腸穿通
,
水腎症
Keyword:
十二指腸穿通
,
水腎症
pp.293-296
発行日 2023年3月1日
Published Date 2023/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka85_293
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近年本邦では,Helicobacter pyloriの除菌やプロトンポンプ阻害薬(PPI)の進歩により消化性潰瘍の患者数は年々減少傾向にある.しかし,胃潰瘍・十二指腸潰瘍の出血や穿孔による死亡数は年間で2,500例ほど存在し,治療選択に関しても保存的治療と手術による治療の明確な基準は提示されていない1).今回,十二指腸穿通に対して開腹手術を施行した後に水腎症をきたした1例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する.
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