Japanese
English
臨床報告・1
大腸癌術後小腸転移巣を切除し5年生存を得た1例
A case of curatively resection of metastatic small bowel cancer after resection of colonic cancer
青柳 信嘉
1
,
坂田 宏樹
1
,
石田 剛
2
Nobuyoshi AOYANAGI
1
1国立精神・神経センター国府台病院外科
2国立精神・神経センター国府台病院病理
キーワード:
小腸転移
,
大腸癌
,
切除
Keyword:
小腸転移
,
大腸癌
,
切除
pp.277-280
発行日 2008年2月20日
Published Date 2008/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102048
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はじめに
近年,大腸癌はその遠隔転移巣に対する積極的な外科切除により生存率,生存期間が向上しつつある1).しかしながら,切除対象となる遠隔転移巣のほとんどは肝・肺転移である.
今回,われわれは大腸癌術後の孤立性小腸転移巣を切除し,5年無再発生存を得た.大腸癌術後の小腸転移巣に対する切除,治癒例はきわめて稀であり,文献的考察を加えて報告する.
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