Japanese
English
臨床報告
左横隔膜弛緩症を合併した胃癌に対して腹腔鏡下幽門側胃切除術を施行した1例
Laparoscopic distal gastrectomy for gastric cancer with left diaphragmatic eventration
坂部 龍太郎
1
,
村尾 直樹
1
,
桒田 亜希
1
,
田原 浩
1
,
布袋 裕士
1
,
前田 佳之
1
Ryutaro SAKABE
1
1呉共済病院外科
キーワード:
横隔膜弛緩症
,
胃癌
,
腹腔鏡下胃切除術
Keyword:
横隔膜弛緩症
,
胃癌
,
腹腔鏡下胃切除術
pp.1123-1126
発行日 2019年9月20日
Published Date 2019/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407212606
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要旨
症例は65歳,男性.健診の上部消化管内視鏡検査で胃体中部後壁にⅡc病変を指摘され,当科を紹介され受診した.術前精査でT1b, N0, M0, cStage ⅠAの早期胃癌と診断した.また,胸部X線検査,胸腹部造影CT検査で左横隔膜弛緩症を認めた.腹腔鏡下幽門側胃切除術,D1+郭清,Roux-en-Y再建を施行し,経過は良好であった.左横隔膜弛緩症を合併した胃癌に対する腹腔鏡下胃切除術は,左横隔膜下深部で良好な視野が得られ,有用な術式であると考えられた.
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