手術症例報告
腸管クリップによる胃上部血行遮断が術中出血制御に有効であった胃静脈瘤を伴う胃癌に対する腹腔鏡下胃切除術の1例
石川 彰
1
,
平 充
1
,
馬殿 徹也
1
,
大草 世雄
1
1回生会 宝塚病院消化器外科
キーワード:
食道胃静脈瘤
,
胃癌
,
腹腔鏡下胃切除術
Keyword:
食道胃静脈瘤
,
胃癌
,
腹腔鏡下胃切除術
pp.1961-1968
発行日 2024年11月15日
Published Date 2024/11/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000004163
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食道胃静脈瘤を伴う肝硬変合併例における胃癌手術は術中出血や術後肝不全のリスクも高く,適応は慎重に決定する必要がある。今回われわれは胃静脈瘤を伴う胃癌に対してテンポラリー腸管クリップによる胃上部血行遮断を行うことで,安全に腹腔鏡下胃切除術を施行し得たので報告する。
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