Japanese
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特集 肝門部胆管癌の治療戦略update
I. 術前準備
1.肝門部胆管癌の進展度診断
Preoperative assessment of perihilar cholangiocarcinoma
齋藤 圭
1
,
北原 麻衣
1
,
國吉 宣行
2
,
野村 舟三
3
,
藤澤 真理子
3
,
木暮 宏史
3
K. Saito
1
,
M. Kitahara
1
,
N. Kuniyoshi
2
,
S. Nomura
3
,
M. Fujisawa
3
,
H. Kogure
3
1日本大学消化器肝臓内科
2日本大学消化器肝臓内科/都立豊島病院消化器内科
3日本大学消化器肝臓内科
キーワード:
肝門部胆管癌
,
進展度診断
,
胆道鏡
,
マッピング生検
Keyword:
肝門部胆管癌
,
進展度診断
,
胆道鏡
,
マッピング生検
pp.1163-1169
発行日 2023年10月1日
Published Date 2023/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka85_1163
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肝門部胆管癌の進展様式は表層進展と壁内進展があり,肉眼型は乳頭型,結節型,平坦型に分けられ,それぞれ膨張型と浸潤型がある.乳頭型や結節膨張型では表層進展が多く,結節浸潤型や平坦型では壁内進展が多い.表層進展は粘膜表層を進展していくため画像検査でとらえづらいが,経口胆道鏡による観察や直視下のマッピング生検が有用である.壁内進展はmultidetector-row CT(MDCT),MRI/MR胆管膵管造影(MRCP),超音波内視鏡検査(EUS),膵管腔内超音波検査(IDUS),内視鏡的(逆行性)膵胆管造影(ERCP)の画像検査結果を総合的に判断することが肝要である.
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