Japanese
English
特集 胆管癌の進展度診断
血管造影による肝門部胆管癌の進展度診断
Angiography for Hilar Cholangiocarcinoma.
西尾 秀樹
1
,
神谷 順一
1
,
梛野 正人
1
,
上坂 克彦
1
,
湯浅 典博
1
,
佐野 力
1
,
二村 雄次
1
Hideki NISHIO
1
,
Junichi KAMIA
1
,
Masato NAGINO
1
,
Katsuhiko UESAKA
1
,
Norihiro YUASA
1
,
Tsuyoshi SANO
1
,
Yuji NIMURA
1
1名古屋大学医学部第一外科
1The First Department of Surgery, Nagoya University School of Medicine
キーワード:
肝門部胆管癌
,
進展度診断
,
肝動脈造影
,
経皮経肝門脈造影
,
血管造影
Keyword:
肝門部胆管癌
,
進展度診断
,
肝動脈造影
,
経皮経肝門脈造影
,
血管造影
pp.225-232
発行日 1999年3月15日
Published Date 1999/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427900032
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肝門部胆管癌は発見時にはその多くが進行癌である.近年これらの進行癌に対し積極的外科治療が行われ,周術期管理の進歩とともにその予後は向上してきた,さらに以前は切除不能とされていた肝動脈や門脈に浸潤がある症例でも血管外科の手技を応用して切除・再建が安全に行われるようになってきた.これに伴い血管造影は手術適応の有無を診断するばかりでなく,門脈あるいは肝動脈の浸潤範囲を診断し,血管合併切除とその再建術式を立案するのに必要となった.このためには,肝動脈,門脈の解剖学的な走行を胆管の走行と併せて立体的に理解をする必要があり,多方向からの撮影が必須である.
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