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特集 肝門部胆管癌の進展度診断―画像でどこまでわかるか
肝門部胆管癌の進展度診断―CT/MDCT
Staging of Hilar Cholangiocarcinoma : CT and Multidetector-row CT
奥本 忠之
1
,
石橋 忠司
2
Tadayuki OKUMOTO
1
,
Tadashi ISHIBASHI
2
1水戸医療センター放射線科
2東北大学大学院医学系研究科量子診断学分野
1Department of Radiology,Mito Medical Center
2Departmentof Diagnostic Radiology,Tohoku University Graduate School of Medicine
キーワード:
肝門部胆管癌
,
進展度診断
,
MDCT
,
MPR
Keyword:
肝門部胆管癌
,
進展度診断
,
MDCT
,
MPR
pp.361-367
発行日 2004年5月15日
Published Date 2004/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100322
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要旨 Multidetector-row CT(MDCT)の登場以来,体幹部でも1回息止めで,かなり薄いスライス厚での撮像が容易に行えるようになっている.これにより横断像での診断はもとより,MPRをはじめとする各種三次元的再構成法も実用的な域で用いることができるようになった.これらの進歩は,肝門部胆管癌のような,小さい腫瘍の割には肝門部構造の複雑さもあって細かい進展度診断が求められる病変では大変有用である.本稿ではより正確な進展度診断のための撮像方法や再構成法,胆管水平進展,血管浸潤を中心としたMDCTによる肝門部胆管癌の進展度診断について概説する.
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