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特集 胆道癌治療の最前線
II. 各論
1.内視鏡的逆行性胆管膵管造影を用いた胆管癌の進展度診断
Endoscopic diagnosis of biliary tract cancer
笹平 直樹
1
,
武田 剛志
1
,
森 千奈津
1
,
三重 尭文
1
,
古川 貴光
1
,
山田 悠人
1
,
岡本 武士
1
,
春日 章良
1
,
松山 眞人
1
,
佐々木 隆
1
,
尾阪 将人
1
,
髙橋 祐
1
N. Sasahira
1
,
T. Takeda
1
,
C. Mori
1
,
T. Mie
1
,
T. Furukawa
1
,
Y. Yamada
1
,
T. Okamoto
1
,
A. Kasuga
1
,
M. Matsuyama
1
,
T. Sasaki
1
,
M. Ozaka
1
,
Y. Takahashi
1
1がん研究会有明病院
キーワード:
ERCP
,
進展度診断
,
胆道鏡
,
シース生検
Keyword:
ERCP
,
進展度診断
,
胆道鏡
,
シース生検
pp.114-118
発行日 2022年2月1日
Published Date 2022/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka84_114
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胆管癌に対しR0切除をめざすためには正確な進展度診断が重要である.ダイナミックCTによる壁肥厚診断をもとに術式および術前胆道ドレナージの戦略を立てる.内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)では,主病巣の確定診断と同時に,上流・下流の進展度診断を行う.上流に関しては,予定残肝へ進展がないことの確認が重要である.進展度診断には,管腔内超音波(IDUS)や胆道鏡などの画像診断と,狙撃生検による病理診断が用いられる.診断処置後は,予定残肝へドレナージを行う.
© Nankodo Co., Ltd., 2022