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特集 内視鏡手術からみえる新しい解剖学
III. 肝胆膵
16.腹腔鏡下膵体尾部切除で後腹膜一括郭清を行う際に必要な局所解剖
Anatomical landmarks for en bloc resection of the retroperitoneum in laparoscopic radical antegrade modular pancreatosplenectomy (Lap-RAMPS)
加藤 智敬
1
,
井上 陽介
1
,
佐藤 彰記
1
,
小野 嘉大
1
,
佐藤 崇文
1
,
大庭 篤志
1
,
伊藤 寛倫
1
,
髙橋 祐
1
T. Kato
1
,
Y. Inoue
1
,
S. Sato
1
,
Y. Ono
1
,
T. Sato
1
,
A. Oba
1
,
H. Ito
1
,
Y. Takahashi
1
1がん研究会有明病院肝胆膵外科
キーワード:
腹腔鏡下膵体尾部切除
,
後腹膜一括郭清
,
RAMPS
Keyword:
腹腔鏡下膵体尾部切除
,
後腹膜一括郭清
,
RAMPS
pp.599-606
発行日 2022年5月1日
Published Date 2022/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka84_599
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十分なリンパ節郭清・後方マージン確保を可能とする後腹膜一括郭清を伴う腹腔鏡下膵体尾部切除術(Lap-RAMPS)は,本邦では膵体尾部癌に対する基本術式になりつつある.①総肝動脈・左胃動脈の神経叢外層をメルクマールとした脾動脈根部確保,②尾側から腎静脈・副腎静脈を,頭側から横隔膜脚・下横隔動脈をメルクマールとした後方郭清,③上腸間膜動脈神経叢周囲の郭清の三つのほか,区画ごとの要所を意識して適切な郭清ラインをいかに保つかが肝要である.
© Nankodo Co., Ltd., 2022